「恐怖の時代の始まり」だけでいいのか 死者と残された人への視点がない 「オッペンハイマー」:藤原帰一のいつでもシネマ
「恐怖の時代の始まり」だけでいいのか 死者と残された人への視点がない 「オッペンハイマー」:藤原帰一のいつでもシネマ〝原爆の父〟と称される天才物理学者の半生を描いた「オッペンハイマー」。第二次世界大戦末期、広島、長崎に投下された原爆開発の舞台裏と天才科学者の葛藤を、壮大なスケールで映像化。日本公開までに曲折を経た一方、アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞など7部門を制覇。賛否渦巻く問題作を、ひとシネマが...